TOP > 相続問題の基礎知識 > 更地にかかる相続税問題とは
更地にかかる相続税問題とは
相続税とは、人が亡くなった時に自動的に起こる財産の移転、すなわち相続にかかる税金です。
預金や株式などにもかかりますが、土地にも相続税がかかり、高額になるのが問題です。
その金額は、土地が更地であるのか、畑や田んぼであるのかによっても異なってきます。
更地は、一番評価額が高く、相続税問題が発生しやすくなります。
そのため、高額な相続税を少しでも低くするには、その土地を活用する必要があるのです。
この問題には、専門家も数多くいます。
更地の土地の評価額は、土地の路線価にその面積をかけて算出されます。
そのため、少しでも節税をするのであれば、アパートやマンションを建設することが一番手軽な相続税対策になるのです。
なぜなら、土地に建物を建築することで、土地の評価額が21パーセントも下がって算定されるからです。
また、その土地に建てられた建物の相続税は、建築にかかった金額の約50パーセントになります。
そのような点から、更地に建物を建てることは、節税に効果があるといえるのです。
土地にかかる相続税を節税するポイント
土地にかかる相続税を節税する方法は、更地のまま相続するのではなく、その上に建物を建てることです。
確かに、賃貸物件の経営には専門的な視点が必要です。
しかし、不動産屋の専門家などがいるので、知識のない人でも安心して行えます。
特に小規模宅地の特例として、最大80%まで評価額を減額することもできるのです。
工夫によって節税が可能になるので、専門家に相談することをお勧めします。
小規模宅地の適用例としては、被相続人の配偶者が相続するなどの要件が複雑になってきます。
要件が守られていないと適用がされませんので、専門家のアドバイスをしっかりと受けることが大切です。
また、そうでなくてもアパートやマンションを建築して賃貸物件とするだけでも節税になります。
評価額の出し方は、借地権割合などによって変わってきます。
また、現金が投資用マンションになるなど、資産を組み換えるだけでも節税になります。
専門家に問題解決を依頼することがよいでしょう。