TOP > 相続問題の基礎知識 > 確定申告の際に相続税はどうなるのか
相続税と確定申告
相続に関する法律などは、非常に難しい部分があります。
手続きを含め専門家に任せるということも必要ですが、確定申告もおこなわなければいけないことがあるのは理解しておかなければいけません。
所得税という面では、原則手続きは不要です。
ただし、相続税はかかってくるため、確定申告をおこなっていく必要が出てきます。
実際に相続税が一定以上の金額の財産を有している場合に課税されることになってくるのは、基礎控除があるためです。
所得税の確定申告時に必要がないということは、理由があります。
個人の収入に関わるものであり、贈与されたようなお金に関しては、所得税がかかりません。
所得税の代わりに、相続した場合には相続税がかかることとなるため、確定申告は必要がないということになります。
ただし、所得を生む資産の相続ということでは、所得税の確定申告の手続きが必要となってくるため、わかりにくい時には専門家に依頼することが大切です。
寄付などは相続税の専門家と検討を
収入が発生するような資産の相続の場合、個人の所得に関わってくることになるため、確定申告の手続きをしていかなければいけません。
もうひとつのケースとして、相続後に不動産の売却をしたといったときにも、個人に所得が発生することになります。
この場合にも確定申告が必要となり、手続きをしていかなければいけません。
ただし、取得費を控除することができるようになるため、正確に計算していかなければいけないでしょう。
これは、もともといくらで買ったのかということですので、わかりにくいときにも専門家に計算してもらうことが必要です。
個人の所得ではありませんが、寄付した場合にも確定申告の手続きをしなければいけなくなります。
これにより、節税できるようになるのは、寄付金控除があるからです。
二重に控除できるなど、わかりにくい部分も存在するため、専門家と考慮しながら決めるということもひとつの方法といえるでしょう。