相続が発生した後の手続きですが、実に50種類以上にも及ぶものです。
数も多いですし、解決が困難な内容もあります。
その中には、期限が設けられているケースもあります。
期限が決められている場合などは、速やかに手続きに入らなければなりません。
受け継ぐための手続きも種類が多いものです。
デリケートな内容でもあり、問題も少なくはないため、
できるだけはやめに専門家への相談をすることが重要になってきます。
一連の流れも押さえておきましょう。
被相続人が亡くなったら、相続発生より7日以内に死亡届を提出します。
相続人の確定を行い、3ヶ月以内に相続放棄などの手続きも行います。
発生から4ヶ月以内に準確定申告を行い、遺産分割協議を行います。
受け取り財産の名義変更をして、発生から10ヶ月以内のうちに、
税の申告と納付を行うといった流れになります。
全く何も知らないままその日を迎えるよりも、
ある程度の知識を事前に持っていたほうが、だんぜん得です。
相続発生後に、誰が相続人であるかを、まずは確認する必要があります。
誰かを確定しないことには、次には進めないのです。
故人の生涯にわたっての戸籍を取得する必要がります。
本拠地を移転していたり、法律改正があったりすることで、
戸籍というのは新たに作成されます。
相続人が受け取るのは、亡くなった人の持っていた財産だけではありません。
生前の借金も引き継がなくてはならないのです。
そこで相続を放棄する手段もあります。
借金からは逃れることができますが、財産も受け取れません。
次は遺産分割協議です。
親族間の面倒な揉め事になる可能性があるので、慎重に行うことです。
話がまとまったら、財産の名義変更を行います。
財産の名義変更の中でも、トップレベルで大変なのは、
不動産だということも知っておきましょう。
財産を受け継いだら、10ヶ月以内に税金の申告を行います。
これが一連の流れになります。
わからない部分や不安なことは、専門家に相談するとよいでしょう。