男女問題で離婚に向けての協議がうまく進まないこともあります。
ほとんどの場合では、話し合いで決着がつくものですが、
そうでないと調停になります。
調停というのは、間に有識者の人が夫側と妻側に一人ずつつき、
話し合いを進めてくれるものになります。
これは基本的には住民票のある地域の家庭裁判所で行うことになります。
その準備としては、まず申し立てをしていきます。
申し立てには手数料が1200円かかるので、
申立書に収入印紙で貼付して提出することになります。
そして800円ほどの切手代がかかるので、これも家裁に預けておくようにします。
そのほかにも戸籍謄本や住民票、所得証明書などの必要書類を、
手に入れるための費用がかかります。
さらには、なるべく有利に話を進めることができるように、
弁護士などに依頼をするときには別に費用がかかるのです。
このように、費用を抑えようと思えば安く行うことができますし、
弁護士などに依頼するときにはかなりかかることもあるのです。
男女問題の解決のための離婚調停というのは、
間に有識者などが入って話を進めてくれるのですが、
相手との対面にならないような配慮があります。
ですから、DVなどの心配があったりする相手などでも同室になることはないので、
安心です。
基本的には一ヶ月に一度程度、
家庭裁判所から双方が呼ばれて話し合いを進めていく形になります。
間に入る委員は申立人と相手方の話をしながら調整をしていきます。
特に子どもの親権が絡むことが多く、
双方の主張などを参考に折衷案などを提示していきます。
一度にかかる時間はケースによってさまざまです。
男女問題は、毎回双方の気持ちにも変化が見られたりすることもあります。
これが6ヶ月ほど行われて、それでも話し合いが成立しない場合では、
不成立、つまり不調ということになります。
その後は、裁判になったりすることになるのです。
裁判にまでなるケースというのは本当に稀であり、
その前に解決することが多いものです。